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若者は、日本で暮らしたいなら投資をしろ

最近、大学の友人や後輩と交流が有るのですが、皆就職に関して不安を抱えているようです。

私の場合物理専攻なので、周りの人は大学院に行く人が多いのですが、就職を目指す人も多くいます。
特に私は1留なので、院に行った同期は就活真っ最中です。

今日は若者の雇用から見る、経済的自衛論の話

彼らの最近の話題は、学問や新技術のそれよりも、専ら就職活動についてです。

純に未来がかかっていると言うのも有りますし、テレビなどで散々煽っていることが問題なようです。
ただ、企業も冷たいようですが、話を聞いていると私の時と大差は無いように聞こえます。

日本の若者にとっては、就職は一大イベント。
既卒就職の門が狭く、相変わらず終身雇用染みた雇用体系が罷り通っています。

学生を続けたいから院やら留年やらをする人もいますが、日本で職を得たいなら、この一度きりのチャンスを逃すことは出来ません

特に、今回の就職氷河期はある程度予想出来ましたから、知っていた人は上手く切り抜けられ、知らない人は転落する事となりました。
これを考えれば自衛の大切さがよく分かります。

理経済:不注意からの就職氷河期

雇用問題に興味を持っていないと確かにこのようなことを知らないことも多いでしょうが、知らなかったでは済まされない問題です。
普段からの関心が、身を助けることになります

何でもそうですが、学ぶことは社会で生きていくうえで、強い防御手段となります。
例えば英語や中国語が話せれば、日本で暮らせなくなっても生きていけるでしょう。
工学が出来れば職に就けるかもしれません。
芸は身を助けるのです。

教育をなされていない途上国で、人々の生活水準が低い原因の一つは、学がないために賢い人に毟られているからです(忘れがちですが、日本は毟る側の国です)

しかしそうは言っても、専門でなく興味もないものを学ぶと言うのは中々に苦痛です。

というわけで、私が提唱するのは「まずは何でもいいから投資してみろ」と言うことです。
先に断っておきますが、私は証券会社の回し者ではありません。

投資でなくてもいいのです。
要するに、当事者意識を持ち流れの中に身をおくことが大事だと言うことです。

その時に最もやり易く、手軽に出来ると言うことで投資を勧めているのです。

単元の関係で単価が高くなりがちですが、ETFや海外株は5万円も出せば十分参加できます。
パチンコや競馬、宝くじに出すお金を少し回せば、簡単に出来ます(英語に自信があれば海外で取引も出来ます。30$位で大企業の株が買えます)

日本企業は「長期投資を」と言いつつも、かなり抜けています。
長期の割に長期の投資家を呼ぼうとしませんし、雇用政策でも扱けています。
彼らが自分の事を守ってくれるとは考え難いです。

更に、個々人の境遇は本人にしか分かりませんから、十把一絡げに守ることも出来ないでしょう。
結局自分の身は自分で守れと言うことです。

前述の通り、日本では一度きりのチャンスを逃すとかなり不利になります
零れ落ちた人は派遣と言われるような不遇を(嫌々ながら)受け入れるか、海外に出稼ぎに出るしかありません。

クローズアップ現代 - “就職氷河期世代”夢はつかめるか

もし日本に一生住みたいのであれば誰であれ、アンテナを張り流れに敏感になるしかなさそうです。
自分の身は自分で守るしかないのです
私は投資をしていたおかげで、情報を受信することが出来ました。

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コメント

わたしは、社会人講師とし高校を中心に色々な学校に行っています。

現代の子どもたちは小学校の高学年から身につけはじめる社会性として「孤立する」傾向がかなり強く、高校生になると「孤独な群衆」になっています。

つまり、社会と自分を隔離して「頭を下げてといれば、時間が通りすぎる」といった判断をしています。

だから、授業に参加しないが妨害しないという人畜無害な行動を取ります。
その結果、隣のクラスが何をやっているのか知らないのは当たり前で、一年間経ってもクラスの中に名前を知らない生徒がいることが不思議でない、という状況です。

その意味で「当事者意識を持ち流れの中に身をおくことが大事だと言うことです」は全くその通りで、なんとかそういう社会性、自分と他人は判断が違うのだ、ということを経験させようとしています。

小学生を対象にすると、割と簡単に(1時間で)けっこう昔の子供のように元気に遊ぶようになりますが、高校生に若者らしい議論に導くのには半年がかりになります。

つまり、小学生から始まった「社会にチャレンジしなくなる傾向」は進学するにつれてドンドン悪化しているのが、現在の子どもたちです。

そして、社会性を無視して受験勉強だけをやると、とりあえずある程度以上の大学に入ること出来る。
(本当に優秀な学生はこんことにはならない)

要するに、社会の中核を形成するはずの「中間層」の学生から社会性が欠如している、これを大学の4年間で逆転させるために「就活」しているわけです。

極端な、無駄というべきです。

酔うぞ拝

投稿: 酔うぞ | 2009年5月16日 (土) 10時54分

ブログでは色々書いていますが、
私の場合は「頭を下げていれば…」な人なので
あまり強くは言えません。

ただ思うのは、今は日本全体に、
何所と無く「他人事」が多くなった風潮を感じます。
仕事だなんだと何となく過ごし、何となく時間が過ぎていく人が
多いのではないでしょうか?

昔は良くも悪くも、生きるのに必死すぎて
老若男女、いやでも当事者になりました。
今の日本にはこの必死さが足りないが故に
無駄が多くなってしまうように思えます。

投稿: なる | 2009年5月17日 (日) 10時33分

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