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咽元過ぎれば熱さを忘れる

最近、野村證券が販売している投信が人気だそうです。

 一時停止したのは「野村米国ハイ・イールド債券投信」。格付けがダブルB格以下と低い半面、利回りが高い米国の債券に投資する。
>>野村の高利回り米債券投信、販売好調で売り止め

今の金融危機のそもそもの始まりはこの行為の延長線上にあったんですが、咽元過ぎればで、もう忘れてしまっているようです。

彼らは何にどれだけ投資されているのか、ちゃんと把握しているんですかね。
把握しているなら問題ないのですが、ただ利回りだけ見て突っ込んでいるならかなり問題が有ります。

サブプライムローン系の証券化商品は、金融工学を駆使した最新の技術などといわれていますが、何のことは無い、ただの投資信託です。
所謂ファンド・オブ・ファンズです。

ファンドオブファンズとは、投資信託に投資する投資信託です。
普通の投資信託は株や債券に投資しますが、これは変わりに投信を買います。
図にするとこんな感じ。

Photo

やればやるほど、最初に何が買われたのか分からなくなります。
ここに更にオプションやら転換社債やらが入ってくると余計に分からなくなります。

ちなみにこれ、売る側にとってはかなり濡れ手に粟な商品のようです。
何せ、自分は何もしなくても投資信託を運用してくれる会社が働いてくれるんですから。
丸投げも可能です。

金融工学を利用していたのは、予想リターンの部分が主だったようですから、外見だけ見れば大して複雑ではないんですね(後、オプション系もそうですか)
問題はブラックボックス化していた中身です。

まあ、日本はサブプライムローン発祥の地であり、先物の発祥の地であり、年中バブっている国ですから、気に留めることもないのかも知れないんですけどね。

ただ、毎回変な損をしてるので海外では随分バカにされているようです。

「みずほは良い時期にサブプライムから1銭の利益も上げず、『ばば』だけをつかんだ」として、「06年末にサブプライムローンの証券化事業に参入したのは判断の誤り」と指摘した。
>>ウォール街の悪しき輸出品「CDO」-みずほFGが見た悪夢

ついこの前まで、100年に一度の金融危機と騒がれていたんですが、忘れ去られていないことを願います。

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