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抜け目の無い連中

相変わらず市場に君臨し続ける、ラスボス系証券会社が、この株高に乗っかって公募増資です。

4月14日:資産規模で米銀6位のゴールドマン・サックス・グループは、ウォール街で最も楽観的なアナリスト予想を上回った2009年1-3月(第1四半期)の黒字決算や年初来54%の株価上昇を追い風に、50億ドル(約5000億円)を調達して米政府に公的資金を返済し、同政府が課す幹部報酬制限を脱却する計画だ。
>>米ゴールドマン:50億ドル調達へ、公的資金返済で報酬制限脱却

抜け目無いですな、ホント。

記事にもあるとおり、ゴールドマンの株価は年初来飛ばしています。
ゴールドマンに限らず、銀行株もここ1月ほど飛ばし気味ですし、S&Pも結構上昇しています。

Google finance - Financial

一部の情報によると、S&Pの予想PERは58倍とか。
正確な情報源ではないので信頼性は低いですが、日本が100倍超えてますから、強ち嘘ではないのでしょう。

そう考えると、この株高は短期的なものでしょうから、相場師から見れば絶好の売り時と言うわけです。
ウォール街の主は好機と見て、自身の株を売り抜ける腹積もりのようです。
しかも前倒しの好決算と合わせての為、増資にも拘らず急騰しました

昔、ブラックストーンという投資会社がIPOをしました。
中国政府が30億$を出資するなど、ニュースでも話題独占の巨大ファンドでした。
満を持してIPOをしたわけなのですが、この時、外国株ひろばの踏み上げ太郎さんがこんな事を言っていました。

投資の世界でやってはいけないことのひとつに自分より腕の立つ投資家の反対側のトランスアクションをしてはいけないということがあります。
例えばウォーレン・バフェットが買っているものを自分が売り向かってはいけない。
いまブラックストーンシュウォルツマンがIPOするということは自分の会社を処分、つまり売りに出しているわけです。
我々より遥かに投資が上手い人間が「そろそろ潮時だな」と思って下々のものどもに黄金の砂塵をパラパラとばら撒いているのをみて、そのご利益に与りたいと馳せ参じるのはしろうとのやることです。

>>Be careful what you wish for.

事実、ブラックストーンの株価が初値を越えた事は、未だにありません。
現在は初値の2割程まで落ち込んでいます。

ゴールドマンは見ていてムカムカしますし、レーティング詐欺の常習犯ですし、やたらと高給取りですし・・・アーダコーダ・・・。
しかし、悔しいですが投資の腕は確かだと思います。
サブプライムローンを空売りしていたり、バフェットから出資を引き出したりと、他の投資銀行をよそに相変わらず市場に君臨しています。

そんな彼らが今、自社の株を売り向かっています
決算の前倒しなど、急いでいる感も有ります。
彼らの腕を信じ、プロというのであれば、反対の行動はとるべきでは無いと思います。

私は、投資家を振り回しても自分の事には熱心な彼らの、その抜け目の無さを信じています。
正直イヤですが(´~`)

The Blackstone Group (BX)
特色:世界最大級の上場投資会社
連結売上高(2008/12/31)
14.8億$
時価総額(2009/04/13)
20.8億$
株価
7.80$

BX

Goldman Sachs Group Inc. (GS)
特色:金融市場の裏ボス
連結売上高(2008/11/28)
536億$
時価総額(2009/04/13)
601億$
株価
130.15$

Goldman Sachs Group Inc.

しかし、営業利益率63%ってsweat02
どれだけあこぎなんだか。

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