起業しないかと誘われた
先日、大学時代の友人と会って色々話したのですが、そこで「将来起業する時に、こない?」と誘われました。
今日は、起業に対する最近の若者の考え方についての話です。
さてこの友人、私同様の物理屋で、大学院に行っているます。
このため、今ちょうど就職活動中で取り合えず内々定が貰ったそうです。
しかし、この人はもう起業する予定だそうです。
曰く、「会社でスキルアップして、起業する。そして自分のやりたい仕事をする」だそうです。
私自身もそうですが、正直40年もの間、同じ会社に居るかどうかは分かりません。
長い間に環境が激変するかもしれないからです。
会社の同期も、その半数は起業や転職を考えていました。
よく若者が辞める理由として、終身雇用が崩れたからと言われます。
しかし働き始めて思ったのですが、どうもそういうことではなく、環境の変化に敏感になった、賢くなったからのようです。
私はある大企業に入社し、潰れる可能性もかなり低いです。
その友人も大企業に内定しています。
普通に考えれば、十分終身で働ける待遇です。
しかし、40年もの間に何が起こるかわかりません。
それはリストラなどの悪い意味だけではなく、例えば今のような非常に大きなチャンスが舞い降りることもありえます。
もしその時がくれば、自身の労働力や溜め込んだ技術をここぞとばかりに投資したい、
そう思っているように感じます。
ある一分野に集中投資するわけですから、図体の大きい企業ではなかなか難しいことです。
私自身、チャンスがあればやってみたいと思いますし、この起業提案も(まあ冗談半分でしょうが)状況次第では飲んでもいいと思っています。
両親は悲しむかもしれませんが、「自分の可能性を試したい」わけです。
やる気の無い若者も結構います。
しかし、知らず知らずに投資戦略を練って、チャンスを伺っている若者も結構います。
今更ながら、日本にもフロンティア精神が芽生えたのかもしれません。
なお、余談ですが私がもし起業するなら、農業か農業に対する投資を行うファンドがいいです。
長い目で見て、お金の価値はどんどん落ちると思うからです。
そういえば、世界四季報のsu-Zさんも起業するとかしないとか言っていた様な。
その時は皆でやりますか(悪乗りしました、ごめんなさい)。
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コメント
心臓に悪いフリですね(笑)
法人化は当分先になりそうです。リスクは20代までしか取れないですからね。それと若いうちに抜け出た方があとがラクです。
世界四季報ですが、金融アナリストやアルファブロガーなんてみんな40代なので、この分野では自分にはチャンスかと。SEOの知識がある金融ブロガーはあまりいなさそうですし(笑)
>会社でスキルアップして、起業する。そして自分のやりたい仕事をする
会社を興す人は明日にでもしますから、判断が難しいですね。
>農業か農業に対する投資を行うファンド
違う業種のアイディアを農業に持ち込むとかなら面白いかも。
投稿: スージー | 2009年4月22日 (水) 01時24分
(1)能力以上に物事を行う/考える
(2)能力未満でしか物事を行えない
偉大な経営者(創業者)として名をはせるタイプですが(1)が多いように思えます。
投稿: スージー | 2009年4月22日 (水) 01時35分
>自分のやりたい仕事をする
あ、前提条件が違いましたね。
投稿: スージー | 2009年4月22日 (水) 01時36分
◆新入社員の55%「今の会社に一生勤めたい」
自分の良心に反する手段でも上司の指示通り仕事をする」が40・6%
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090422-OYT1T00933.htm
捨て駒になっても構わないのかな。
投稿: | 2009年4月22日 (水) 20時54分
>スージーさん
自分のやりたい事云々は私ではなく、その友人のの考えです。
私の考えは下のほうの、可能性云々の部分です。
個人的には出来るか否かよりも、取り合えずやってみようの精神で考えています。
>捨て駒
捨て駒になるかどうかは分かりませんが、
時と場合を慎重に見極め動くことが肝要だと思います。
疾きこと風の如く、動かざること山の如し。
選択肢は柔軟にしておくべきだと思います。
投稿: なる | 2009年4月23日 (木) 19時48分