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輸出という指標

最近、輸出に関する落ち込みや復活が色々言われています。

財務省が22日発表した貿易統計速報(通関ベース)によると、外需不振で自動車や電子部品などの輸出が大幅に落ち込み、輸出額から輸入額を差し引いた平成20年度の貿易収支は7253億円のマイナスとなり昭和55年度以来、28年ぶりの貿易赤字に転落した。
>>直近は輸出持ち直しの兆候も 28年ぶり貿易赤字

しかし、色々見ていてふと思うのは、「そもそも輸出って何?どういう意味があるの?」と言うことです。
今回は「輸出」という指標に対する考察です。

そもそも、輸出とは何なのでしょうか?
関税法第2条2項を見ると、以下のように書かれています。

輸出」とは、内国貨物を外国に向けて送り出すことをいう。

内国貨物」とは、本邦にある貨物で外国貨物でないもの及び本邦の船舶により公海で採捕された水産物をいう。

>>法令データ提供システム:関税法第2条2項、4項

イメージ通りの定義ですが、重要なのは、この文言だと商品などを国外に出さなければ輸出にはならないということです。

就職してから都心で働いているのですが、コンビニや居酒屋、マクドナルドなどに行くと結構外国人がいます。
アルバイトも中国人や韓国人が多いですし、同僚の中にも外国人も数名います。
外国人の比率は中々に高いです。

先日フィリピンの不法滞在の家族が強制退去させられていました。
往々にしてこの手の話は氷山の一角ですから、国内にはかなりの不法滞在者がいるのでしょう。
更に、日系ブラジル人等が派遣社員や研修生の形で紛れ込んでいますから、この比率は更に高まるでしょう。

では彼らの国内での消費は輸出になるのでしょうか?
普通に考えてなりませんし、定義的にもなりません。
しかし、彼らは確かに日本の車を買い、日本のマクドナルドでハンバーガーを食べ、日本のGDPを押し上げています

日本の報道を見ていると、輸出が減るとすぐに景気が悪いと言います。

確かに近頃上昇額が大きいので、これが減ると影響力があるのは分かります。
しかし前述のように、海外から来た人がGDPを押し上げているわけですから、この指標だけで日本の経済を占うのは、最早無理があるのではないでしょうか
純輸出がGDPに占める割合は、たったの5%です。

GDP内訳(07年度)

内閣府:国内総生産(支出側)及び各需要項目 - 実額・実質年度
GDP・景気・経済 SITE

たとえ輸出が下がっても、税収が増えて社会保障がよくなり、国債の残高が減れば、国民も政府も万々歳です。
そう考えれば、輸出と言う指標の捉え方を、考え直す時期なのかもしれません。

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