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ブランドにも変化が必要

今日、ドラえもんが30周年記念と言うことでスペシャルをやっていました。
映画の公開前ということもあり、宣伝がてら感動回ベスト30をやっていました。

以前のエントリーで、現在の「新ドラえもん」は、声ではなくストーリーが悪いと述べました。

理経済:ドラえもんの声から見るブランド論

サザエさんだって同じように声優を変えているのに、あまり槍玉に挙げられないのはこの辺の差が大きいと思います。
ランキングの上位に、大山ドラ時代の作品が複数食込んでいるのも特徴的です。

今日やっていたランキングを見ると、確かに単なる単行本のアニメ化が大半ではあるものの、大晦日スペシャル等々で完全オリジナルな作品も作っているようで、努力はしているようです。
しかし、ドラえもんは週一回、二話構成ですから、ペースがどうしても追いつかないでしょうから、ジリ貧は避けられません。

ドラえもんの新道具も公募しているようですが、たくさん集まった中の優秀作品数個では焼け石に水であり、ファンを再び呼び戻すことは出来ないでしょう。

ブランドビジネスはロイヤリティが生命線です。
今のドラえもんは某ネズミーランドと同じで著作権ブランドビジネスに傾倒しようとしているようですから、かつて手に入れたファンの存在は結構重要でしょう。
海外での新規開拓も大事ですが、既存の数百万、数千万人の固定客はみすみす見逃す手は無いでしょう。

現在のように停滞が激しい場合、やはり何らかの形で、新しい風を取り入れないときついと思います。
考えられるのは二つ。

一つは東方Projectのようなオープンソース化、権利の開放を行い、視聴者や同人組の制作能力を取りいれることです。

理経済:東方というコンテンツのオープンソース化②

ドラえもん最終回」を見れば分かるとおり、一般人のシナリオ、一般人の作画でも、プロのそれに匹敵するほど人を惹きつけられるのですから、彼らの力を取り入れるのは決して無駄ではないと思います。

もう一つはディズニーに学ぶことです。

ディズニーと言うと、まずミッキーマウスを思い浮かべるでしょう。
このネズミはその昔、ディズニー映画の花形役者でした。
口笛を吹きながら船を操縦している白黒映画は有名です。

しかしいつの頃からか、ドナルドやプーさんなどの新キャラが出演するようになり、日に日に映画には出ないようになりました。
今では稼いだお金でお城を作り、副業をしながら隠居しています。

その一方でウォルト・ディズニー社は、トイ・ストーリー等で有名なピクサーを買収したり、パイレーツ・オブ・カリビアンなど、凡そミッキーとはイメージが違う映画をいくつも作成しています。

ミッキーと言うブランドは残しつつも、ディズニーブランド自体はどんどん変化し、新しくなっているわけです。

このモデルは、本編が作者死亡により停滞しているドラえもんにとっては、学ぶことが多いのではないでしょうか?

変化してきたブランドが大成功していると言うことは、逆に言えば変化できなかったブランドは消えていると言うことです。
ブランドはまったく変化しないと劣化してしまい、いずれ消えてしまいます
どのようなモデルにするにせよ、過去の栄光に縋り付いているだけでは、生きていけないでしょう。

ドラえもんは世界的にも有名で、日本がアニメ先進国と言われる理由の一つなわけですから、これを失うのは痛手です。
早急なてこ入れが国にとっても肝要だと思います。

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