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東方というコンテンツのオープンソース化①

今日は9日ですが、昨日8日は「博麗神社例大祭」がビッグサイトで行われました。
これは「東方Project」という同人シューティングゲームを元とする、二次創作作品、所謂同人誌の即売会です。

東方自体は元々シューティングゲームなのですが、その音楽をアレンジした曲や歌、格闘ゲーム、ギャグ漫画等様々な分野に侵食しています。
ニコニコ動画を見ても、この系列の動画が大量に上がっています。
削除されることが滅多にないため、淘汰に強く、時間が経つほど比率が上がるわけです。

東方が他のアニメやゲームなどの動画と決定的に違う点は、著作権の有り方でしょう。
著作者であるZUN氏が一定のガイドラインを引きつつも、実質大半の権利を開放しており、いわばオープンソースと化している点です。

この為、改変アレンジは自由自在で、本来のシューティングゲームに留まらず、他の分野にまで侵食が出来たのだと思います。
オープンソースの定義は兎も角、ビジネス的にはLinuxやTRONと同じような現象が起きていると言えるでしょう。

今回は、このようなコンテンツをオープンソース化した場合のビジネスモデルについて考えたいと思います。

さて、東方の魅力とは何なのかを考えると、やはり独創性に有ると思います。
と言うのも東方の二次創作品は、二次では有りながらも原作と一緒くたに扱われており、二次から東方を知ったと言う人も多く存在します。

ヒトナミの下:東方の入り口

このため、常に色々な人から手が入り、結果として独創的な作品となっているように思われます。
普通同人誌と言うと一般と18禁の比率が2:8位なのですが、東方の場合6:4くらいで、如何にストーリー制作に皆が傾倒しているかが分かります。

常に新しい娯楽が、いたる所から供給される為盛り上がりやすいのでしょう。

長くなったので続く・・・
理経済:東方というコンテンツのオープンソース化②

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

初めてまして、こんにちは。nekoと申します。

数年前の記事にコメントするのもなんですけど。

一応申し上げておきますが、厳密に言うと、東方は「オープンソース」じゃないと私は思います。なので、「オープンソースと化している」という表現は誤りなのではないかと思います。

そもそもオープンソースは、OSIの定める「オープンソースの定義」にすべて合致しないとオープンソースとは呼べません。

私が、東方のガイドラインや二次創作についてのガイドラインを読む限り、オープンソースの定義に違反しているのではないと思う箇所が結構あります。(例えば商用利用禁止など。オープンソースの定義第6条)

また東方はそもそもソフトウェアゲームであり、東方作品のゲーム自体のライセンス読んだことがないのでは分かりかねますが、配布サイトにはライセンス文章はありませんでした。つまり、自由に複製、改変、再配布できるとも書いてないですし、ゲームのソースコードが自由に利用可能になっていない以上、オープンソースの定義に確実に違反してます。(オープンソースの定義第1〜3条)

詳しくはオープンソースの定義をご覧ください。


参考URI


オープンソースについて:

http://www.opensource.jp/osd/osd-japanese.html

http://www.opensource.jp/osg/trademark.html

http://www.catch.jp/oss-license/2012/01/25/why_opensource_under_osd/


東方のガイドラインについて:

http://kourindou.exblog.jp/14218252/

http://www.geocities.co.jp/Playtown-Yoyo/1736/t-081-2.html

投稿: | 2012年11月18日 (日) 11時37分

nekoです。すいません。

文章が少しおかしかったので修正します。

誤: 「オープンソースの定義に違反しているのではないと思う箇所が結構あります。」

正: 「オープンソースの定義に違反しているのではないかと思う箇所が結構あります。」


お詫びして訂正いたします。どうもすいませんでした。

投稿: | 2012年11月18日 (日) 11時57分

nekoさん
コメントありがとうございます。
また、返信が遅れてすみません。

ガイドラインやオープンソースの定義を見る限り、
nekoさんの仰る通り、
厳密な意味でのオープンソースでは無いですね。

このブログでは、商業やコンテンツ産業と言う観点から話をしており、
厳密な意味で「オープンソース」であるかないかは、
取り敢えず議論から外しております。
あくまで伝えやすさの問題です。

もしお気に召さないようでしたら
「コンテンツの二次利用の開放」と置き換えてください。
なんか良い表現は無いですかね。

投稿: なる | 2012年12月31日 (月) 00時16分

nekoです。

そうですね、こういうのはなかなかいい表現は難しいかもしれませんね。

例えば「非営利限定での(自由な)二次創作(を作成し利用する権利)の開放」なんてのはどうでしょう。なぜ非営利目的限定なのかはガイドラインをご覧ください。

※しかしその二次創作物が明らかに何かしらの法に触れる表現や内容なものはダメです。それはガイドラインのあるなしにかかわらず、法に触れる行為ですから。(また「法」と言っても著作権法だけじゃないですよ。)ガイドラインを見れば、その点お分かりになるはず。

だからといってオープンソースでまとめると私のように誤解を招く恐れがあるかもしれません。

本当に難しいですね。

投稿: neko | 2013年1月 8日 (火) 20時08分

nekoさん
コメントありがとうございます。
お返事が遅れすみません。

名称で厄介なのは、法律文章的な表現と、
PRに使えるような短く浸透しやすい名称のニュアンスがが
必ずしも一致しない点です。

「○○で××な~~」という長い名称だと覚えにくく、
イメージが難しくなる一方、
既存の名称やノリで付けてしまうと、
浸透はしやすいが誤解を生む表現となります。

本当に難しいですね。
だからこそコピーライターという専門職もいるわけですし。
なんかいいのないですかね。

投稿: なる | 2013年2月13日 (水) 00時35分

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