金の価格が心配
以前、金の価格が再び上向きそうだと書きましたが、あれからとんとん拍子で上昇し、1000$を越え、今日にも最高値に到達しそうです。
これはNYSEの金、月足のチャートです。
最高値から大幅に下落した後、底を打って再び最高値を目指す展開なわけです。
しかし、このチャート、どこかで見たような形ですね?
さて何所でしょうか?
答えは色々有りますが、代表的なものは以下のものでしょう。
これはダウ工業平均株価の長期軸です。
若干こじ付けくさいかもしれませんが、経済と理学がイコールでないのはこの辺が大きいと思います。
即ち、同じパターンのグラフがが同じ数式で書けるとは限らないと言うことです。
さてどの辺りが似ているかと言うと、
- ある時点で急激に売買高(下の棒グラフ)が増加し、それと共に株価が急騰。
- 最高値を更新し続けた後、急落。その後反転し最高値を更新。
原油の時もそうでしたが、上がっている時は新聞などで多数報道があるため、気分が乗ってきます。
そのため皆で買い上げ、それが更なる祭りへと発展していきます。
そして冷めるのは一瞬で、一気に崩れ落ちます。
格言「天井三日、底百日」と言うように、金の低迷はちょっと短すぎる気がします。
ダウ平均のようになるならば、金も1200$位までいく事になりますが、何れにせよ今の金価格はそう長く続かないように思えます。
証券会社や金属会社が勧誘してくるかもしれませんが、私なら買いません。
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