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議論の遣り過ぎは寧ろ毒

渡辺善美議員が遂に自民党から離党してしまいました。
国内のみならず、一部の海外メディアもこの事を報道しています。

自民党の渡辺喜美元行政改革担当相は13日午後、同党に離党届を提出した。
>>渡辺元行革相:自民党に離党届提出-首相には「辞めてほしい」

Bloomberg.com
Aso Critic Quits Ruling Party, Calls for Leader’s Resignation

France24.com
Japan lawmaker defects in blow to 'old-guard' PM

France24に至っては、麻生政権をはっきりとold-guard crony(守旧派)と書いています。
渡辺氏の離党は、守旧派からの決別と捉えているようです。

渡辺議員がここまでしても、麻生内閣は動こうとせず、相変わらず2兆円の定額給付金で揉めています。
省庁のNo.2である政務官が出て行くのもこの辺りが原因ではないでしょうか?
本人は渡辺さんとの連携を否定していますが、影響は有ったと思われます。

08年度中には出せるとの事ですが、去年から議論しだしてまだかかるのでしょうか?
出すでも出さんでもいいので、取り合えず結論出して次に進まないと事態はどんどん深刻化します。

海外では度々国家による資金供給がなされ、今こうしている間にもどんどん話が纏まっています。

独連立与党、総額500億ユーロの追加景気対策で合意
財政出動は景気回復に不十分=米FRB議長
グジャラート州VGGIS会議、初日で12兆円超の投資を確保

特にドイツは、つい2週間ほど前に景気対策が250億ユーロといっていましたから、この2週間で、更に3兆円近く資金の上乗せを決定したことになります。

「ドイツは景気が悪く、日本は影響を受けていないから大丈夫」と言えばそれまでなのですが、私の知る限り日本の景気は言うほどよくありません。

日本の場合「よく議論して」と政治の場でも社説でも言いますが、時と場合によりますし、やり過ぎるといつまでたっても前進しません。

例えば裁判員制度は、政界で議論され始めてかれこれ10年になりますし、法律家の間で必要性を議論し始めて18年経ちます。

【裁判員制度】「義務と同時に権利獲得」“名付け親”松尾浩也・東大名誉教授

先日のNHKの討論番組では「もっと議論して」と言っている参加者がいましたが、10年話し合って決まらないなら、もはや議論ではないように思えます。
そろそろ改定の議論を始めてもいい頃です。

案ずるより産むが易し」で取り合えずやってみてはどうでしょうか?

平時ならば2兆円ものお金ですから、ゆっくり議論してもいいと思うのですが、「未曾有の危機」の時にこんなにネチネチ議論していては、かえって毒です。

気付いた時には「大変、日本ちゃんが息してない!」になってしまいそうです。

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コメント

http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/080717/fnc0807172048018-n1.htm

この件じゃないですか?
小泉は郵政民営化させたけど、渡辺は官僚解体ができなかった。
それで、中からでなく外から潰すことにしたんでしょう。

投稿: bb | 2009年1月14日 (水) 13時56分

>この件
守旧派の行でいいのでしょうか?

おそらく揺さぶりと外からのアタック、
両方の効果を狙ったものだと思います。
まあ、本心は本人に聞かないと分かりませんが。

ただ、私が重視するのは、有言実行していることです。

投稿: なる | 2009年1月14日 (水) 23時43分

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