鉄鋼不況と株価
耳にたこが出来ているかもしれませんが、自動車などの工業系が不振不況で大変です。
産業景気が急速に冷え込んでいる。自動車の国内販売が歴史的な落ち込みを見せ、その影響が工作機械や鋼材に波及。好調を維持してきた薄型テレビなどデジタル製品の販売にもブレーキがかかった。
>>産業景気、底見えず 自動車不振が機械・鉄に連鎖
歩調を合わせて、株価もガックリ下がっています。
特に新興国の株価は、資本撤退に悩まされており、ダブルパンチで大変なことになっています。
以前、新日鉄買収懸念で話題になったインド系ルクセンブルク企業、アルセロール・ミタルもその波に巻き込まれ、割安度を示すPBRは0.536倍(08.12.12現在)と割安トヨタもビックリの出血大特価です(ちなみにトヨタ自は0.73倍です)。
一時は0.4倍も割っていました。
世界の新興工業株は、全体的にこんな感じです。
恐怖が支配している時はファンダメンタルのような理論詰めは大して効果が無いということです。
○Arcelor Mittal(MT)○
■特色:粗鋼生産量世界一の鉄鋼会社
■連結売上高(2007/12/31)
1052億USD
■時価総額(2008/12/12)
332億USD
■株価
24.20USD
ちなみにPBRは
株価/一株当たりの純資産 ≒ 時価総額/純資産
です。
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