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ビッグマック指数は正しいのか?

最近為替が円高にふれているため、海外オークションをよくしています。
アリババeBayなど、インターネットが普及してくれたおかげで、海外とのやり取りも簡単になりました。
取り合えず、英語のメールが出来ればある程度何とかなるようです。

今回のブログは「購買力平価仮説の中にあるビッグマック指数が本当に正しいのかと言うことです。

ビッグマック指数とは「世界中どこでもビッグマックの値段は同じはず」というものです。
マクドナルドのビッグマックは世界中に有り、味も材料も何所でもほぼ同じです。
以前、英国に短期留学した時、一番日本を思い出させてくれる味はマクドナルドでした。

ですから、どの国の通貨で見ても同じ値段になるはずと言うことです。

例えば日本でビッグマックは280円くらいです。
米国では一個$3.22だそうですから、1ドル=96円として、円換算すると309.12円になります。
少し高いです。
ですから、もし1ドル=87円になれば、日本でも米国でもビッグマックは大体同じ一個280円と言うことになります。
このような状態を、「円が(非常に)弱い」、「(激しい)円安ドル高」、「(円が)割安」などと言われます。

ちなみに最近は円高になり随分是正されましたが、07年ごろは全体的にかなり日本のビッグマックが安かったく、円が割安でした。

「ビッグマック」が一番高い国はアイスランド、日本は何位?(ナリナリ.コム)

確かに、現在円高基調であり、ビッグマック指数の示す値に近づいています。
しかし、この指数、本当に正しいのでしょうか?
ウィキペディアにも駄目だしされています。

たった1品目では厳密な比較ができない事はいうまでもない。
>>Wikipedia

実際、あまり正しい指標ではありませんが、最も重要な欠陥は人間の動きについて言及が無いことです。

経済学では、「相場よりも安ければ買われ、高ければ売られる」と言う考え方が有ります。
ビッグマック指数もこれが根底に有ります。
円が割安になれば円が買われ、旅行者によって国内のビッグマックの売上が増えるなどと言うことになります。

しかし実際問題として、確かに円安の時オーストラリア人や欧米人が大挙して日本に来ましたが、そこまでいっぱい来たわけではありません
06年の世界目的地ランキングで東京は51位です。
割安割高だからといって皆が飛びつくわけではないのです。

現在円高に振れていますが、円高だからといって海外旅行が増えるわけでも、輸入が特別増えるわけでも、個人が海外オークションに参加するわけでもありません。

結局、このような「安ければ買われ、高ければ売られる」というメカニズムが上手く機能しないため、ビッグマック指数はあまり正しくならないのです。

追伸
最近、株価や資源の急落をうけて新規参入の個人投資家が増えているそうです。

株安を好機に個人投資家が急増 10月のネット証券口座開設数は前月から2倍に
>>Yahoo!ニュース

日本人はお祭り好きなためか、よく割高な株や資源、為替を買って大損していました。
バブルに踊り、サブプライムに踊り、新興バブルに踊った日本人も学習したものです。

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