« デリバティブはハイリスク?① | トップページ | CDSもバブル? »

デリバティブはハイリスク?②

続き・・・

さて話の続きの前に、「レバレッジ」とは何かを軽くご説明します。
教科書的に言えば「レバレッジは梃子の事で、少ない資金で大きな取引が出来る」ですが、よく分かりません。
私の言葉で言えば、レバレッジとは「賭けのオッズ、レート、倍率」です。
例えば麻雀で千点1000円をレバレッジ一倍とした場合、50倍のレバレッジと言うことは、千点5万円の超絶レートと言うことです。
この動画のように+10万点で終えれば、最初の2万5千点を引いた7万5千点分の375万円の儲けとなります。
笑いが止まりません(ノ∀`)・゚・。 アヒャヒャヒャヒャ

しかし、負けて点数を失えば2万5千点、125万円の損失です。
麻雀1回で人生が狂ってしまいます。
鼻血も出ませんil||li _| ̄|○ il||li
破綻したリーマンは、30倍、千点3万円のディールを続けていました。
無理がたたったんですね。

では、指数オプションの場合はと言うと、賞味期限(限月)切れの一ヶ月前くらいのもの場合、オプションの値段(プレミアム)は大体200円くらいです。(限月が直近、行使価格と現物の値段が近い場合)

このオプションの値段は、日経平均が10円上がると(正しくは先物が)5円上昇します。
上昇率にして2.5%です。
今の日経平均は8000円位なので、10円の上昇は+0.125%となりますから、2.5÷0.125で20倍のレバレッジ(倍率)が掛かっていると言うことになります。
麻雀で言えば千点2万円です。

しかも、オプションの値段は日経平均が8,000円でも15,000円でも大体同じ200円くらいになります(限月直近、行使価格と現物の値段が近い場合)
ですから、株価が高い時はこのレバレッジは跳ね上がります。
例えば日経平均が20000円なら50倍になります。

しかも、賞味期限が近づき15日前とかになると、100円位で売買されるのでレバレッジは更に高くなります。

このように、オプションは現物の価格が高いと、レバレッジが掛かるので、バブル期は、いっぱい損していっぱい儲けられます。
しかし、バブルが崩壊するとレバレッジが下がり、儲けにくくなります。
バブルが崩壊する時に大損をすると、沈静化しても儲けが出ないので損が埋まりません。
米国の投資銀行(日本で言う証券会社)のモデルはバブル期か安定期にしか通用しないのです。

私がオプションの売買をしていたのは日経平均が16000円位でしたので、レバレッジは常に5,60倍掛かっていました。
当時は、この闇のゲームで体も精神も衰弱してしまい、血便まで出る始末でした。
一日で30%程度の損益が出るのはザラで、一日持ち越すと資産が倍になったり半分になったりする事もシバシバ有りました。
このためダウ平均の動向を見るために朝5時まで起きていることもよく有りました。
調子も悪くなるわけです。

理論的には現資産価格Sが調整されることで安定するのですが、現実にはそうなってはいません。

このように、オプションは勝てば天国負ければ地獄のまさにハイリスクハイリターンの商品です。
おそらく、CDSなどのデリバティブもこんな感じだったのだと思います。
米国投資銀行は30倍程度のレバレッジを掛けていたそうですが、私なら夜に安眠できなくなるので、ちょっと出来ません。
後知恵的ですが、傾くのは当然だったわけです。

銀行は大体12.5倍のレバレッジを掛けています。
この程度が限界ですかね。

なお、日本の地銀は自己資本比率の規制が一時無くなるようです。
・・・先行き不安です。

|

« デリバティブはハイリスク?① | トップページ | CDSもバブル? »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/528305/43176779

この記事へのトラックバック一覧です: デリバティブはハイリスク?②:

« デリバティブはハイリスク?① | トップページ | CDSもバブル? »