世界的過疎化(Global Underpopulation)
どのくらい増えるのか?年収別“消費税”
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日刊ゲンダイなので、まあ話半分で聞いておいた方が良いでしょうが、課題としては大きな問題だと思います。
日本人の平均年収は年を負うごとに減少し、生活必需品の物価は上昇傾向ですから本来若い人に負担を強いる消費税では、なかなか効果は上がらず、それどころか経済学で言う所の消費余剰の無駄な減少を招くでしょう。内需は冷え込み少子化が進むばかりです。
日本証券業協会「年収の分布状況」(P20) PDF
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オタクという事もあり、個人的には麻生総理が好きなのですが総理大臣としては知識に欠ける気がします。給付にせよ年金支援にせよ若者にツケをどんどん回せば、国家が立ち行かなくなるのは明白です。借金は何所まで行っても借金だからです。減らさないまでも増やさないようでなければ、何れ誰も貸してくれなくなります。
今日のWBSでも統計資料を交えて解説していましたが、日本は教育支援費、年金などのデータから見て「年寄りに優しく、若者に辛い」国だそうです。少子かなのに、相変わらず年金が賦課式(今払った人の総額≒今貰う人の総額)な事からも当然の結果です。(賦課式の場合、利回りは人口増減率に等しくなります)
私は、この国が将来過疎化してしまうのではないかと危惧しています。村が過疎化する理由としては以下のような条件が絡み合って進行していきます。(参考:ウィキ)
①雇用が無い→人口移動
②若者がいなくなる→少子化
③医療、交通等社会インフラが衰退→住み難くなる
現在は村や町などの小集落のみの減少のようですが、海外への行き来や海外住宅賃貸、取得が可能なこの現代、国家の壁は非常に小さくなっていると思います。そうなると、上記の①~③と日本を比べた場合、
①派遣や非正規が多く、失業率が増加傾向
②政策的に少子化を奨励気味
③医療現場や介護現場、教育現場が衰退
となっており、過疎化する条件が揃っている様に思います。現在深刻で無いのは、町村よりは国、言語の壁が大きいからだと思います。ついでに言えば金融インフラの面でも遅れているというのが実感です。現生の米ドルを保有できるのが新生、シティ等の外資だけと言うのはちょっと遅れています。円高なのに、日本株や国債が動かない所を見ると、障壁の少ないマネーは早々に逃げ出しているように思えます。
長期国債利回り (指数)
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なお医療現場の若者は相当酷いことになっているようです。
【初音ミク】僻地医療崩壊を歌う
私自身、将来はシンガポール辺りに引っ越そうと思っています。年収の高い人や技術力のある人が他国にヘッドハンティングされる事例もあります。更に就職氷河期世代では、雇用を求めて海外に行く人も出てきています。まるで移民です。
クローズアップ現代:「“就職氷河期世代”夢はつかめるか」
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今後は国家を超えた過疎化が進むでしょう。特に若年層の雇用が少ない国は大変だと思います。今政策としてやるべきは給付金や増税ではなく、雇用対策や中途採用の活発化、企業の効率化による集約化が必要だと思います。これらのような少子化対策に繋がるような政策にお金をかけるべきだと思います。
将来も日本人が日本で生活できるような国作りが望まれます。
ミクシィに一度書いたものですが、将来に重要そうなものなので転載しました。
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コメント
まあね、保護金だとそれがあるウチはいいけど、
最終的には保護金がなくなったら何も出来ないですからね。
長期的に自立できるような支援が必要。
当人の努力はもちろん必要ですが・・・。
投稿: なっく | 2008年11月21日 (金) 19時45分
個人的には自助論推奨者なので、
自立支援や努力すればチャンスがある、
と言うような社会の方が望ましいと思っています。
投稿: なる | 2008年11月21日 (金) 22時32分